株式会社 里山興業
里山興業では、これまで危険と隣り合わせだった着工前測量や掘削作業の業務改善を図り、工期内施工と無事故を両立できるようICT法面施工を導入しています。
1.高精度UAV測量
2.3次元設計データ
3.ICT法面掘削機
を活用することにより、複雑な形状の法面掘削でも、圧倒的な効率化(圧倒的な速さ、安全性の向上、高精度管理)を実現しています。
従来の法面施工の流れ
1.着工前測量~・丁張り設置(事前:掘削前)
2.法面掘削(法面掘削機) + 丁張り設置(施工中)
3.吹付法枠工 施工
4.足場架設 ~ アンカー工 施工
5.出来形測量
このうち工事序盤の1.着工前測量~・丁張り設置(事前:掘削前)、2.法面掘削(法面掘削機) + 丁張り設置(施工中)が要因となって、工程が遅延し、長期化する上に、管理の難易度が高く、作業が危険となりがちでした。
ICT法面施工とは?
法面工事で特に危険だった「測量」と「掘削管理」の業務管理にフォーカス。
測量・掘削管理は「現場監督がやるべきもの」という、従来の固定観念を捨てる事で生まれました。
・難易度の高い急斜面でのUAV測量(ドローン測量)
・法面に特化した3次元設計データ作成
・感覚に頼らない丁張りレス3D掘削
によって、実現しています。
法面掘削機に3Dマシンガイダンスシステムを搭載。
3次元設計データとの差分確認で、丁張レス掘削を可能にしました。
測位システムはネット環境に依存しないGNSS(RTK)測位方式なので、山間部でも対応可能なシステム構成です。
ICT法面施工によって、
・管理に手間と人員が必要な大規模な法面工事
・管理が危険な急勾配の法面工事
・難易度が高い法面工事にも迅速かつより安全に施工できます。